2020年
魚野川・他 6月11日~13日
今年最初の渓流釣りである。明日から梅雨入りらしい。
例年だったら2回目の釣りとなるはずでしたが、今年は私の家庭の事情で3月1日の解禁日の釣行が中止となり今回が初めての報告となってしまった。
今回は新潟県魚野川と群馬県薄根川の釣行である。
昼近くに湯沢に着く。約3時間のドライブ。先ずは昼食。いつもここに来ると湯沢駅前の食堂を利用する。毎度の事だが生姜焼き定食を注文する。柔らかくておいしい。
食後近くの魚野川の様子を見に行く。川を掘り返し大工事中。遊漁券を買っていないが試し釣りをしたがアタリが遠い。2時間ほど釣行したが、各自チビヤマメが0~2尾でした。
8年前の釣行の記憶が蘇る。2012年のHPに記したが、この地を襲った集中豪雨後の全く釣れなかった釣りを思い出す。
今回もお世話になったペンション(アンティーズハウス)のオーナー達の努力で、被害の無かった川からクロカワ虫を採取し魚野川に移植したり、6年間稚魚放流を続け、回復の効果が認められたと情報を得ている。
工事中の影響での貧果?と、試し釣りを終了しペンションに入る。
翌日、我々は餌釣で、長竿を思い切って振り回し、大物にチャレンジしたいとオーナー希望し、み合うポイント情報を頂いた。、ペンションで遊漁券を購入し情報のポイントに出発した。
先ずはペンションから一番近いポイントで朝飯前に必ず入る場所に向かう。
しかしここも川を大工事。こんなにあちこち工事していては魚は当分寄り付かないだろう。
しかたなくオーナーに教えて頂いた下流に下る。関越高速道インター1区間分を走る。そこは確かに誰が見ても大物が潜んでいそうなポイントだった。しかしアタリが遠い。当たりが出た時に合わせが合わない。何とか掛けても腹が赤っぽいウグイしか上がってこない。5人の仲間でヤマメが1尾の釣果だった。仕方なく普段やらない昔買ったルアー竿を取り出し、トラウト系をめざす。しかしこの作戦もウグイが食いついてきた。
ここをあきらめもう一つの情報の三国川(さぐりがわ)を目指す。
ダム下流に分散して入渓する。ダムに近いポイントに入った仲間がイワナ交じりの数尾手にしたが、ダムから大分下流に入った私はヤマメ1尾に終わった。
8年前よりは明らかに川は回復しているが、昔の成果を出すのは難しい。歳のせいで腕が落ちたのか。
三国川を後に群馬県の沼田に移動。本日の宿「旅籠屋」にチェックイン。満室だった。ここの利用は2回目だ。ツイン(大型ベッド)で1泊4400円、朝にクロワッサン等のパンとコーヒー・ジュースがお代わり自由で付く。予算を節約したい時にはお勧めだ。
夕食は近くのファミレス。コンビニでアルコールを入手し1部屋に集まり、楽しい
雑談タイム。
歳の性でか朝4時には目が覚める。ぐずぐずしててもしょうがないので、今日予定している薄根川の状況を1人で見に行く。今回は高速下から下流を釣る予定。経験の無い下流を見に行く。地元の人しか入らないと思われる下流にビシッと決めた釣りスタイルの釣り人ともう一人を発見。車を止めるともう一人は「案山子」だった。釣竿を持っているカカシだ。鳥によるアユ被害を防ぐための案山子らしい。私が見ても釣り人と間違うくらい良く出来ている。しばらく見ていたが、どう見てもただの釣り人ではない。竿の操作は並みの釣り人とは思われない。
たまらず話し掛ける。
ここは地元の釣り人や、知る人は知るポイントと言う。私達が今日釣ろうとしているポイントは放流地点らしく釣り人が多いと言う。昨日止まった石打のアンティーズハウスのオーナーも知っていて、オーナーは釣り人の中では有名人で、テレビの釣り番組にも顔を出す方だと教えてもらう。
7時クロワッサンが用意された。おいしく頂くが雨が止まない。釣りを強行する。観光に切り替える。このまま帰る。迷ったが強行すると言う意見に従い9時頃出発。
しかしビックリポン。川は真っ茶色。数時間前は清流だったのに濁流である。釣り人における雨の危険を思い知る。それでも竿を出したいと仲間が希望するのでカッパを着て挑戦。ピクリとも来ない。やっと釣りを諦め the end 。
こんなに早く帰って来たのは初めてだ。皆さん奥さんに「どうしたのこんなに早く」
と言われていそう。
