2018年
群馬県薄根川周辺(9月27日〜30日)
2018年最後の渓流釣は禁漁期間に入る寸前の釣行になりました。今回釣行に選んだのは2015・2016年に訪れた薄根川周辺である。(このサイトにUP済)途中高速のSSで他の仲間と合流しながら約3時間、川場村の大規模道の駅(田園プラザ)で昼食。
食後前から気になっていた薄根川支流の溝又川と桜川を見に行く。どちらも田んぼの中を流れる小川である。溝又川は両サイドの草に覆われ水の流れが見えない。桜川も同様で流れは見えるが仕掛けは流せない。薄根川に移動、前回入った赤倉川合流付近に移動。休館した温泉宿の前に車を止める。
4人の仲間は分散して入渓。私は少々下った所に木が覆いかぶさっていない場所があったので、渓流に入ることなく道路のガードレール越しに7・8m下の水面に仕掛けを放り込む。伸びた枝をかわしながら数分最初の当たり。運動神経が加齢を克服しヒット。大物が上流へ下流へ沖へと逃げ回る。6.2mの竿、0.4通し仕掛けが絶える。意外と早くおとなしくなったが道路の上には抜き上げられない。小さな入江に誘導し竿を道路に放置し、川に降り何とかゲット。33cmの尺越えであった。他のメンバーは赤倉沢に入った友が数尾、本流は私の1尾だけだった。
今日の宿は「ペンション高鳥」である。ネットでは中華料理である事と、名物女将が居るとあった。訪ねて行くと女将は私より一つ上の75才、旦那は80オーバーの高齢であった。ペンションでは最高齢ではないだろうか。野菜中心の中華で太っちょには良いかも。但し名物女将には全員ギブアップであった。何故か。おしゃべりが止まらないのである。食事の最初から最後までしゃべりっぱなし。仲間の会話が出来ないのである。
次の日の朝、朝飯前にペンヨン付近の本流に入るが魚影は薄い。釣り人は少ないと思われるが、相当下流部なので放流が無いのかと感じた。
朝食後、清算の際、仕事の関係で朝到着した仲間の朝食代が何と3千円請求された。3千円ならばホテルの朝食バイキングが食べられそう。全員・・・・・・!であった。
今日は発知川である。3回目である、3人は前回の経験からそれぞれ分散して入
渓、他3人は私の車で上流から下流まで見て回る。「道路から遠い」「川までの落差が有り上がってくるのが大変」「草が多く仕掛けを入れるのが大変」等々。爺たちは年齢と共に釣りの意欲が盛り上がらない。仕方なくダム下に続く交通止のゲート付近から入る。3mくらいのチョウチン仕掛けで投入。直ぐにアタリ。10cmにも満たないイワナが次々にヒットする。発眼放流でもしたのか。昨年秋に生まれた1年魚ばかり。
昼食後、池田トンネルを通って四釜川に行ってみる。発知川と似ている川だ。木が生茂り川通しの釣となる釣果もイマイチだ。
今回の釣行を含め、メンバーの大半が源流域の過酷な川通しの釣は限界にきているようだと感じている。
最終日四釜川が薄根川に合流する地点の関越道路下の薄根川本流に竿を出す。そこには堰堤が2個ありその間は瀬となっている。道路上から8mの本流竿を取り出しブドウ虫を投入する。何と1投目からヤマメが飛び出す。驚く事に選手交代したとたん又1投目で幅広ヤマメを抜き出した。堰堤間の瀬でもヤマメが釣れ今回の釣行を締めくくった。
写真は熊よけに使用したホーンです
飛騨川上流(益田川)6月7日〜9日
今年の初夏の釣は悩んだ挙句飛騨川上流を選択した。AM8時家を出て釣り友2名を拾い圏央道の一方のスタート地点である茅ヶ崎から入線。八王子ジャンクションから中央道。伊那インターを降り一般道へ。権兵衛トンネルを抜け中山道へ、木曽から黒川沿いの木曽街道に入る。開田高原から長峰峠を越えれば最初のターゲット幕岩川だ。
(圏央道=東京都心から半径60kmの半円を描く高速道路)
最初の橋の袂に車を止め川を覗く。2・3m程の川幅、20cm位の水深、茶色い石底が見える瀬が続く流れだ。橋近くは開けた流れだが、その上下は灌木で覆われチョウチンを強いられる川だ。良く見ると数尾の魚影が見える。魚を見ればほっとおけない性分、直ぐに車から竿を取り出し葡萄虫でご挨拶。流した餌も見える。餌を無視するかのようにイワナ?が餌の脇を通り過ぎる。何度トライしても挨拶を返して貰えない。仲間の1人が橋の上から大型のアリを投下すると水面のアリに素早く飛びつく。喰い気はあるのだが。嫌な予感がする。
下流に車で移動しながら年寄り向きの釣り易い場所を探す。広い駐車スペースの有る所に車を止め川を覗く。小さな落ち込みと小さな淵が連続する涎の出そうなポイントを発見。おまけに水際までなだらかな踏み跡もある。早速ウエーダーを履き準備万端竿を出す。が全く当たりが無い。すると落ち込みから魚が上流を目指しジャンプする。上がれる高さではないが何度も何度も繰り返す。落ち込みには魚が溜まっているはずと確信するが全く当たりが出ない。皆やる気が失せ、まだ早いが温泉宿を目指す。
今夜の宿は塩沢温泉七峰館。今日は私達グループ以外の宿泊者なしとの事で全館貸し切り状態。又昨日まで温泉井戸の汲み上げポンプの故障で、水道水を温めていた銭湯状態だったが、今日井戸が復旧し温泉に戻ったと夕食配膳の女の子が話す。この女の子がすこぶるカワユイ。明るい表情、自然な振る舞い、素朴感、爺さん達は皆目尻が下がる。又飛騨に来られたらこの子に逢いにこの旅館に泊まりたいと思う.。料理は定番の飛騨牛と朴葉みそ。
翌日恒例の朝飯前の釣場は旅館の300m程上流に飛騨川に合流する黍生川。ここは前述したかわいい女の子に「近くに釣れる川は無い?」と聞いた時、自分のお爺さんが昔魚釣りをしていたので聞いてみると言い、お爺さんにわざわざ電話して教えてくれた場所である。牛舎の近くに車を止める場所があるのでそこから釣れば良いとポイントまで教えてくれた場所である。結果的には大きな石がゴロゴロ有り移動が大変である。朝飯8:00までに0〜2尾。結論、爺が入る沢ではない。
翌日、ネットでの情報で青屋川を選ぶ。川の様子を見ながら移動するが道から離れていたり、谷が深かったりと老人ポイントが見つからない。寺村入り口の橋で車を降り川を除く。ここも魚が見える。水面まで10mくらいあるが橋の袂に踏み跡が有る。実は今日の朝、旅館の駐車場でルアーとフライ竿の振込練習を皆でしていたのです。過去1・2回試したことがあるが、うまくキャスティングできないので御蔵入りになっていたのを車に積んできたのです。
そんな事からこのポイントをルアーとフライを試すにはいい機会だと、魚の見えたポイントを仲間が私に譲ってくれたのです。しかし練習の成果で上手くキャスティング出来たつもりなのですが全く反応がありませんでした。他の餌釣りの仲間もこのポイントでは当たりすらありませんでした。水量も多く川通しの移動は困難でギブアップ。
この川は上流で二股に分かれれいますが、仲間の一人が二又川に入りました。チョウチンを強いられますが数尾をキャッチすたようです。反対側の九蔵川は車の侵入は無理の様です。(ネット情報)
一旦川を上がり、昼食を食べに食堂を探すべく飛騨川沿いを下る。近くに「道の駅」はあったのだがラーメン屋を探す。しかし行けども行けども食堂がない。この辺の住民の方は外食はされないのだろうか。とうとうJR久々野駅まで来てしまった。仕方なく駅前食堂で昼ご飯となった。
午後からは秋神川の予定。ネット情報を頼りに選定した。秋神学校前に車を止め川を覗く。ここは5月に放流が行われ沢山の釣客を集める場所らしい。1人がこのポイントに入る。他の仲間は2手に別れ私ともう1人が少し上流に移動し、キャッチアンドリリース区間に入る。瀬の連続で川通しの移動となる。しかし釣行後道に上がる所が無く入った場所に戻らなくてはならない。2人共仲良くイワナ・アマゴ含め3尾に終わる。ここのアマゴはすこぶる美人である。他の2人は西洞川に入ったようだが。かんばしくなかったようだ。
一旦集合し西洞川の上流を偵察に行く。しばらくして大きな堰堤があった。堰堤の上にプールがあった。
仲間が私にルアーでやってみろ、と勧めるので皆が見ている前で慣れないキャスティングをしてみた。ルアーを引いてくるとルアーの後ろに2尾の魚が追いかけて来るのが見える。全員近くに集めもう1度やってみる。同じく2尾追ってくる。全員ルアーを追う魚を確認。大盛り上がり。映像で見たことはあっても、体験したのは初めてである。この後全員にロッドを回し魚の後追いを体験させた。しかし実際に食いついたのは1尾の小さなイワナのみだった。ルアーの奥深さを実感する。
この体験等もあって、この日は楽しい夕食となった。今日の宿は鈴蘭高原にあるペンションで飛騨牛のステーキと各国のワインが貯蔵されていて、ワイン好きの方にはお勧めです。朝の焼きたてパンはお代わり自由です。ゴルフ場もすぐ近くです。
ペンション「yes no」(0577−47−2033)http//yesno-jp.com/annai.htp
今回の釣行では上記の川以外の川も見てみましたが、秋神川と日和田以外はチョウチン釣りになるか、道路から川へ降りる場所、川から上がる場所を熟知していないと体力・時間のロスになると思われます。又見える魚は釣れないと言いますが、スレた魚を釣る工夫が必要かと思われます。
帰りは野麦峠越えで帰還する。途中、野麦峠資料館に立ち寄る。館長の説明は絶対聞くべし、映画のような悲劇の話ばかりでは無いことを知らされます。資料も良くこれだけ集められたものだと敬服する。
狩野川 3月1日
今年の渓流釣りの始まりである。例年通り狩野川支流持越川沿いの自炊温泉施設のスキヤキパーティーで始まりです。
しかし天気予報では今夜から解禁日にかけ爆弾低気圧の影響で大荒れ予想。
翌日夜明け前に目を覚まし外を覗うとすでに雨と風。仕方なく布団に戻りウトウトの様子見。8時頃になって雨は止む。様子を見るべく温泉施設脇の川を見るとミルクコーヒー色と最悪。例年は震える寒さだが、今日は暖かい。試しに竿を出すも無反応。前日魚がいることを確認済なのだが、心配していた事が現実となる。
雨も上がったので狩野川本流に向かう。何時もの場所に車4台が入っている。車の中で待機されている釣り人もいるが、果敢に本流を攻めている釣り人も2・3人居る。車を降りると猛烈な風、風速10m以上は吹いているだろう。
しばらく様子を見ていたが、風は収まりそうになく、このまま尻尾を丸めて帰る訳にも行かず竿を出す。風で竿が煽られる。仕掛けが水平になびく。それでも必死で竿を振る。全く当たりがない。目印が安定しないので当たりが解らないのだろうか。濁りはあるがそれほどひどくはない。
結局3〜4時間ほどで6人合計で7尾と散々の解禁日となった。風は全く収まらず
友人が風で仕掛けが飛ばないらしく、私に助言を求めてきたので本人の竿で見本を見せ強めに振ることを教えた。しかし友人がその通り竿を振ると「バキン」と嫌な音とともに竿がへの字に曲がっていた。 スペアの部品の在庫があれば良いのだが。悪いことをしてしまった。 風の強い日には無理をしないほうが良いかも。
釣れない原因は?
1、風で仕掛けが安定せず、ナチュラルドリフトが出来ない為、魚が警戒した。
2、清流のプールで昨日まで育った養殖アマゴが、急激な濁りと増水に驚いてしま った。
今日(2日)この記事を書いている日の天候は、風もなく暖かく釣り日和。
今回写真無し
