2016年
飛騨川本・支流 9月15、16,17日
2007年にも1度来たことがある小坂川周辺に来た。(2007のページ参照)いつもの爺仲間との遠出である。朝8時に出発。5時間強のドライブ予定が中央高速車両火災事故にて到着大幅遅れ。
先着の友と小坂川本流脇の道の駅「はなもも」で待ち合わせ。PM3:00やっと到着。宿に入るには早過ぎる。「はなもも」少し上流のコンクリート足場の釣りやすい場所に入る。先着の友はここで尺上をゲットしたと言う。しかしまったくアタリ無く宿へ。今日の宿は炭酸温泉だ。
翌日から周辺の大洞川、小黒川、濁河川下流域にトライするも、チビアマゴの入れ食い。特筆すべきは大洞川、濁河川。毎週土曜日PM8:00に成魚放流が有り、金曜夜から付近の駐車場にて自家用車の宿泊者が集まる。当日朝は50台を超す車が集中する。我々ははるばる遠征して、放流間もないアマゴは釣る気がしない。但し平日残留放流魚の大物がラインを切って行く。私もウエイト下で切られた。ラインに傷がついていたのかもしれないが。
小坂川水系下流部にはかなりの確率で尺上をてにする事ができそう。
画像は小井戸付近の橋の上下の渓相です。こんな浅い所にもラインを切る大物が居ます。

次の日飛騨川支流に向かう。先ずは口有道谷に入る。20分程釣った所で問題発生。たまたまキノコ採りに来た漁協関係者が、我々が小坂で購入した日釣り券ではここは釣りできないと言う。説明によるとここから少し下った国道にトンネルがあるが、そこを境に漁協が分かれると言う事だった。
しかたなくトンネル付近まで移動し、阿多粕谷合流部に入る。ここで又しても漁協関係者に逢う。今度は下流部の関係者だった。我々の付けている券を手にし裏表までチェック。徹底したチェックであった。話を聞くと、この付近の本流も大物が釣れると言い、この支流の阿多粕谷も釣れると教えて貰う。
そこで先ず本流に入る。カワムツ、うぐいがほとんどで、希にチビアマゴが混じる。釣果は芳しくない。葦が生い茂り移動もままならない。阿多粕谷へ移動。仲間の1人が方願谷に入る。わずかの間に5尾のイワナを釣り上げる。もちろん全てリリースである。放流の無い枝沢では読者も是非リリースしてほしい。
これにて今回の釣行記はお終いです。今回夜、濁河峠経由で山越えした仲間は「熊」と遭遇したと言う。しばらく車と並走したらしい。下記の6月の釣行でも「熊」に逢っているので「熊」トラウマが消えない。鈴を腰にぶら下げているが、効果を期待したい。
熊が出た! 6月9日、10、11日
爺6人と共に昨年晩夏に釣行した群馬県薄根川周辺に再び行ってきた。朝8時に家を出て爺友2人をピックアップし、圏央道から関越道に入り沼田インターへ。
先ずは発知川を遡る。簡単に昼飯をと、中流域の「サラダ館」へ入る。中はカフェテリアになっていて、好きな料理を好きなだけ食べられる。簡単な食事のはずが、後から後から出来たての温かい料理が出てくるので、欲も重なり目いっぱい食べてしまう。1500円也
食後昨年もお世話になった発知川沿いの「水芭蕉」さんへ挨拶し、めいめい昨年良い思いをしたにポイントに分散して入る。雨が降らず渇水みぎで水量を心配していたが、案の定、水量は少ない。田植えが終わった時期で、田んぼヘの水の供給も影響か。
私は道が鹿股沢を渡る地点から上流の、昔何かの施設があったのか車が沢近くまで降りられる所があったので入ってみた。一旦、沢沿いを下流に歩き、釣り上る事にする。直ぐに25cm位のイワナが出る。しかし型は続かず、だんだん小さくなる。木が生い茂り空は見えない。暗いので仕掛けが絡まるとお手上げだ。ちょうちん釣りでは短過ぎ、フルサイズ(4m竿)では長すぎる。3度、枝にラインを絡ませた所で集合時間。

集合場所に来てビックリ!!メンバーの一人が「熊と目が合った」と大事件。場所は鹿俣沢入って直ぐの場所。釣っていたポイントを諦め、次のポイントに行こうと目を上流に向けた瞬間目撃。1・2秒目が合ったが、先方は沢を渡って行ったと云う。大型犬位の小熊だったらしい。しかし小熊の周辺には母熊が必ず居るハズ。恐る恐る退散したと云う。彼は昨年この鹿俣沢で2日連続で良い思いをしたポイントで、今回も楽しみにしていたのでショックは大きい。
宿(水芭蕉)に入り他2名と合流し夕飯の席で熊の話で盛り上がる。宿の主人の話では、熊は沢にはあまり降りてこないと云う。私も50年近く釣りをしているが、熊を目撃した事はない。
次の日泊まったペンションのマスターの話では今の時期、小熊は子離れしたばかりで、人間の怖さが知識に無い為、無警戒で人里に現れる事があると話す。 そんな熊にはバンザイをした姿勢で人間を大きく見せると逃げて行くとコメント。この日テレビでは今年4人目の熊の被害を告げていた。次の日から笛を吹いたり、鈴を鳴らしたりと騒がしい釣りとなった。
次の日の朝飯前は熊が気になるので宿の下流に入る。昨年の下流はヤマメの数釣りができたのだが今回ヤマメが居ない。その分貧果に終わる。そんな中コンクリートブロックのエグレのピンポイントに仕掛けを投入した所、仕掛けが流れに乗っていかない。軽くラインを張ると障害物に引っかかった感触。しかたなく引っ張るが外れない。少し間を置いて急激に引っ張られる。イワナの大物間違いなし。姿確認。尺クラス大きい。川幅は狭い。のされてのラインブレイクの心配はない。余裕で引きを楽しみ疲れを待つ。しかし対岸のエグレに逃げた際枯れ枝にラインが引っかかる。あっけなくラインブレイク。油断し過ぎである。
チェックアウトの際「水芭蕉」さんから梅干しを全員に。1合ビンの日本酒を2本土産に頂く。続けて泊まりたかったが、宿側の事情でこの日は玉原高原のペンション泊まりである。熊のトラウマから少は脱するかと、隣の薄根川上流部の赤倉沢出会い付近に入渓する。
しかしここは前年他の釣り人から「今熊に逢って来たから注意して」と忠告を受けた事を思い出す。私と熊に合った友は、赤倉沢合流から下流500m付近に入り、交代で釣り上る。直ぐにチビ岩魚を2尾上げるが、それっきり当たりが途絶える。

他の友は赤倉沢出会い付近で27cmを出頭に記念写真に収める価値のあるサイズを4尾ほど上げたと自慢げに携帯電話に撮ったの写真を見せる。
帰る日の最初は熊の出た鹿俣沢に安全の為3人で入る。熊に合った友は下流から、私ともう一人の友は奈女沢出会いまで歩き下流へ向かう。 私はボーズだったが他二人は良型イワナを手にしたようだ。奈女沢はチョロチョロとした水量で釣りにならない。お釜の中を誘ってみたが無反応。
発知川が薄根川に合流する最下流付近に竿を出した2人は餌のブドウ虫が無くなる程のチビヤマメの猛攻に逢った。秋に行ったら面白いかも。
遠野へ行く 5月18.19日
十数年振りの遠野へ行く。今回は下見が目的で、遠野周辺で仲間で来ても、釣果に満足してもらえる川があるかを探すのが目的です。猿ヶ石川は4・5回目である。5月17日(火)用事が有り出発は午後1時となる。自宅から遠野まで直線距離で500km位だから700kmはあるかもしれない。若い時は釣りたい一心で苦にはならなかったが、爺になった今、仙台付近でギブアップ。仙台市内で1泊。次の日、朝食バイキングを頂き出発。イザ遠野へ。
猿ヶ石川に最初に来たのは20年も前だったと思う。上流の大出地区の早池峰神社手前の民宿「わらべ」に泊まり、朝飯前に民宿の裏で尺ヤマメを掛けた記憶が今でも鮮明に浮かぶ。又、民宿の親父さんが藤島桓夫に良く似ていたのを思い出す。
その時フライの若い釣り師と民宿で一緒になり、少し話を交わしたが、数年後同じ民宿で偶然お会いして、「数年前ここでお会いしませんでしたか」と話しかけると私を覚えていてくれて、偶然の面白さを体験した記憶も蘇りました。
さて本題の釣果ですが民宿から少し上流で林道が川を渡る所から入ったが、全く当たりが無かった。ここから上流は川沿いに道が無く、釣り人はここから皆さん釣り始められるので、魚がスレているのかもしれない。橋の所から巾50cm程の小さな流れが合流しますが、観察すると小さな魚影が走ります。
早々に切り上げ、小鳥瀬川を見に行きます。車窓から小鳥瀬川を見ながら気に入った場所を見つけようとしますが、なかなか見つかりません。県道?340号線は工事中が多く、信号や係員の誘導する交互通行箇所が多い。上流部は大規模なトンネル工事が繰り広げられ、ダンプの往来も多い。結局峠を越えてしまい、閉伊川支流小国川に出てしまった。薬師川合流付近で橋の上から横着な釣りをする。
掲載の写真の流れで短時間で5尾を釣り上げる。「入れ食い」である。型は小さいがイワナも混じり面白い。我々老人クラブ?釣り同好会には向いているかもしれない。但し遠い。深夜バス&レンタカーでないと老人にはキツイ。
一旦予約した遠野の宿に入る。宿は「あえりあ遠野」と遠野の中ではハイクラスの宿だ。朝食のみ8,300円、2食付き12,100円こちらは本格的懐石料理付きで釣り人には贅沢かも。
翌日猿ヶ石川下流部に合流する小友川。初めての川。田んぼの中を流れる里川であった。護岸された最下流部に竿を出した。気になるのが川底に藻が多い事。富栄養化とは思えないが。絶好のポイントだがアタリが来ない。あきらめてポイントを変えようと思っていた所、ガツン。明確なアタリが来た。重い。すぐに大物と解る。0.6号通し仕掛けなので無理しなければ確保できる。しかし立場が護岸の上。水面から4m以上。落ち着いて弱るのを待つ。弱った所で抜き上げようとしたが、6.1mの竿は曲がるだけ。ここで役に立ったのが雑魚を水辺ですくうネット。川虫採取用に車に積んできた。護岸の凸凹を頼りに水面近くまで降り、見事ネットイン。写真は魚の角度が魚の斜め上から撮っている為、細く映っているが幅広だ。
メジャーは持って来てないが尺前後ある。幅広のパーマークのない見事なヤマメであった。気を良くして河原へ降りられる所を探し降りる。ポイントを変え釣り再開。アタリは頻繁に無いがヒットすれば良い型が出る。小国川の数釣りと小本川の大物狙い。楽しい釣りが出来たが、両者の距離は50km以上あるかもしれない。

真横の写真でないので細く見えるが幅広 小国川の数釣りポイント
今年最初の釣り 3月1日
今年の最初の渓流釣りも、飽きもせず狩野川宮田橋下流で始まる。
ここ一・二年「本当に放流したの?」と思わせる程の不漁だったが、今年は25cm以上と大きさも数も申し分なかった。泣き尺も多く引きも充分だった。
但し放流間もない為、狭い範囲に群れている。その場所に入った釣り人は爆釣となる。
せめて一カ月前に放流し、魚が適当に散った状態で解禁を迎えたい。

宮田橋上流 宮田橋下流
