2014年

初めての茨木県 9月18日〜20日

 このHPでリンクさせて頂いている「七曲り」の釣行記を時々訪れ、一度釣って見たかったのでいつもの仲間を誘い行ってきました。
 小田原をAM8時に出発したので現地について夕飯前に2時間ほど時間があったので竿を出してみた。
  
入ったのは久慈川支流の八溝川。ヤマメの魚影はすこぶる濃いのだが、皆10cm以下のチビばかり。ぶどう虫がすぐにボロボロになってしまう。稚魚放流の他に天然繁殖が盛んのような気がする。

 このようにチビが沢山いる川を次の年の春に訪れれば、多少大きくなったのが釣れるかもしれぬが、同時期(9月)迄に皆釣り切られ、同じチビを又釣らされる事になる。秋田の桧木内川も同様であった。

 次の日から久慈川支流の矢祭川、湯川、那倉川、片貝川、久慈川上流と駆け足で釣り歩くが共通なのがチビが多いい事と、この時期葛のツルが川の両岸に大量にはびこり、川への出入りを邪魔する。川に入りやすい所は釣り切られ魚が居ない。又頭上に木の枝が張り出し、チョウチンを強いられる。以上からこの流域は春の釣場のようだ。

 特筆すべきはHP「七曲り」のオーナーはロッジとレストランを経営され、ロッジ裏は久慈川本流で川まで0分と格好のロケーション。ロッジには炊事設備、食器全て揃っているので自炊も可能。我々は隣接する「レストラン七曲り」で食事を頂いた。シャモ鍋やオーナーが釣ってきた海の幸等、味は最高です。1泊5,000円、朝食1.000円夕食3,000円と1万円でお釣りがくる。鮎釣りの方には絶対オススメです。 
 久慈川上流には棚倉に「ルネサンス棚倉」がある。大規模スポーツ施設内のホテルで、ゴルフ、テニス、乗馬、フィットネス、温水プール等がある。風呂は温泉でなんと2食付で7,020円と格安で泊まれる。


















富山県へ遠征 6月19日〜21日

 梅雨の合間を見ていつもの仲間6人で遠征してきました。
遠征2週間前、下見を兼ねて岐阜県 の神流川支流の宮川を見てきたのですが、上流は川に下りる場所が古希の私にはキツく、中流はダムとダムの間に水はなく、下流は当たりが遠くウグイが多いようだった。
仕方なく下流に向い、熊野川を目指す。ブッシュは多いが川に出るのは比較的楽の様。キャッチアンドリリースの幟旗から1k下流で試し釣り。15cm〜20cmのヤマメが入れ食
いとなる。
こを今回の遠征の川に決め、さらに常願寺川を目指す。日本1の暴れ川にふさわしい大堰堤。有峰口駅近くの大堰堤下流に竿を出し、1時間程試し釣り、ヤマメが3尾。放流がない川としては大満足で下見を終了しました。

宮川下流部


熊野川の入れ食いポイント

常願寺川の大堰堤

本番当日12時、中央高速諏訪SSで昼食を摂りながら待ち合わせ。食後松本インター下車。安房峠、高原川、神通川沿いをひたすら走る。家を出てから7時間、ようやく常願寺川の下見ポイント近くに到着。

先ずは昔釣ったことのある和田川の最下流。昔の様に魚は残っているか。当たりがない。他の連中も苦戦。一人だけ1箇所で4尾。私は1尾釣るのがやっと。でも魚がまだ残っていたのが嬉しい。

5時半ロッジ「プータロ」に入る。スキー場近くなのでこの時期閑散として静かである。おばちゃんは山菜取りの名手で1日10k位歩いても平気だそうだ。熊も出るし、悪賢い猿軍団も出没するらしい。夕食には何種類もの山菜が並ぶ。

翌日、大漁間違いないと下見した熊野川に向かう。試し釣りしたポイントを案内する。しかし下見してから2週間しか経っていないのに、大減水。小さな魚が沢山見える。仕方なく長い瀬のある場所に分散して入る。水流が弱いため流芯となる流れができない。雑魚やチビヤマメが分散して広がっているため、何処を流してもチビヤマメや雑魚が先に食いつく。小さな魚の当たりは無視しあわせを取らない。大きめの当たりをひたすら待つが、ブドウ虫のエサがボロボロになってしまう。太ミミズに変え小さな魚が掛かるのを防ぐ。

残念ながらここを諦め場所を変えるため車戻る。しかし富山の他の川の情報がない。そこで常願寺川に似ている早月川に行ってみる。しかし行けども行けども広い河原がひろがる面白味の無い渓相が続く。大きな堰堤の下に河原まで車が入る所があった。水量は多い。何故か釣れる雰囲気がしない。しかし仲間の1人がヤマメをゲット。俄然全員にやる気がみなぎる。しかし1尾釣るのがやっと。常願寺川同様ここも放流がないので(漁協が無い)限界か?

最終日の朝めし前、プータロのおばちゃんが勧めてくれた真川に向かう。真川は常願寺川の上流の名前です。朝飯前なので遠くへは行けない。立山駅駐車場前です。150m間隔で堰堤が連立している。放流も無く魚の行き来が出来ないこんな場所に魚が居る訳ない。こう思いながら6mの竿を堰堤間の瀬に出す。案の定当たりがない。堰堤の下に入る。堰堤の真ん中が崩れドン深急流が出来、両側に反転流が出来ている。反転流にブドウ虫を沈める。全く当たりがない。ダメ元でミミズに替えてみる。驚く事にいきなりの当たり。ここで27cmを頭に3尾連続ヒット。綺麗な天然イワナである。

朝飯に戻る時間が来たので集合場所に戻る。だれも戻ってこない。仕方なく近くの堰堤で川に入らず道側から竿をだす。水面は8m下。目印が動かない。錘が川底についてしまったかと竿を少し上げる。川底の枯れ枝にも引っ掛けたか少し重い。なおも竿を上げると動き出した。大物を予感。強く合わせを入れバレを防ぐ。予想通り水面に現れたのは尺近い。しかし抜きあげられない。そこにタイミング良く仲間が引き上げて来たので確保して貰う。30cmジャスト。前の3尾と違い頭や背の色が茶色っぽい。

その後全員集合して釣果を聞くと、良かったのはやはりミミズを使用した者だけ。特に上流に入った1人は良型を数尾ゲットしたらしい。全部リリースしたので証拠として木の枝を持参してきた。枝の長さを計測すると33cmあった。脱帽!

何故こんな所に魚が残っているのか不思議でならない。今日は土曜日である。対岸の道に車が何台も上流に上がって行く。入り口には「関係者以外立ち入り禁止」と有ったので私達は入って行くのをためらった。土日は上流での工事が休みなので工事車両が通らないため、黙認されているらしい。どうか皆さんキープは最小限でお願いします。放流がないのですから。

私の釣った30cmは針を飲み込んでいるためと、仲間の一人が食べたいと言うので、キープする事とした。私の釣り仲間は全員リリース派であるため今回の遠征でのキープはこれ1尾となる。


伊豆狩野川 3月1日

 いよいよ今年も始まった渓流釣り。3月1日は恒例の狩野川アマゴ釣りから始まる。今年も前日に現地入り。しかし上流域はかなりの残雪。2年前の状況程ではないが水温が心配される。当日夜明けと共に毎年の同じポイントに入る。雪解け水が入っているのか水量がかなり多い。
 心配が現実となる。全く当たりがない。ルアーの方、フライの方、エサ釣りの方、8名程トライしているが誰にも当たりがない。最悪の解禁日となった。監視員の方の情報では、どこのポイントも同じ状況の様だ。水温計を持参していないが、増水の分が全て雪解け水の様だ。

 毎年解禁日1日でに殆ど釣り切られる印象があるが、今年は魚も残り、放流場所から移動・分散し、長く楽しめるかもしれない。

 毎年思うのだが、橋の上から放流するのは、人手や手間を考えると致し方無いが、解禁日直前の放流ではなく、前年度の禁漁後に出来ないものか。放流場所1番乗りだけが好漁ではなく、何処へ入っても満遍なく当たりが有る。こんな川に人気がでるのでは無いだろうか。