2013年
白馬の川 9月12,13,15日
半年ぶりの渓流釣りに選んだのは、前にも何回か経験のある姫川である。メンバーはいつもの仲間6人である。
AM10時自宅集合、小田原を出発。東名、富士五湖道路、中央高速と乗継、大町で昼食。真っ直ぐ白馬へは向かわず鹿島川を遡る。これはメンバーの1人が15年前、多数のイワナが堰堤を乗り越えようとジャンプしているのを目撃した思い出があるので、現在を見ていたいとのリクエストがあったからだ。残念ながら記憶にある堰堤はやぶこぎをしないとたどり着けないのであきらめ、その上流の車が入れる堰堤で試し釣りをした。結果、1人だけ3尾のイワナを手にしたが他はボーズであった。
その後、鹿島槍スキー場の峠を越え中網湖へ出て白馬へ。まだ宿に入るには時間があるので飯森地区へ入る。ここにある用水路にいつも竿を出すのだが、今回もヤマメもイワナも出てくれた。本流よりも魚影は濃い?、幅が狭く草が邪魔で満足に流せない。草刈りをしたいと切実に思う。
今回の宿は五竜の民宿「久平荘」である。スキー民宿であるため、この時期は比較的暇らしい。夕食事地酒をサービスして頂いた。一泊2食6,500円と年金生活者の我々には助かる。ここに決めたのは朝飯前の釣りが歩いて行ける近さと見たからだ。しかしこのあたりは藻がびっしり生え釣りづらい。藻の影から大物が飛び出すのではとの期待を込め、藻の隙間を流すが、当たりがない。しかたがないので源流域の禁漁域近くの下流に入る。ボチボチ釣れるが大物は出ない。
朝食後は初めての松川に入る。しかし私には全く当たりがない。大石がゴロゴロ有りいかにも大物が居そうだが、女神は微笑まない。途中道を歩いて下る釣人に逢い釣果を聞くと、小さいが20尾位出たとのお言葉。しかし近くに車はない。ここを諦め下る途中随分下流に彼の車を発見、相当の距離を釣り上がったと思われる。この大石ゴロゴロをである。すごい体力だ。考えて見ると我々は彼の釣った後を釣っていた事になる。
次に向かったのは姫川の下流域。川を見ながら走り、小谷駅近くで大堰堤を見た。堰堤下流も良い流れがある。全員一致でここで釣ろうとなった。今日は暑い。橋の下の日陰で一休み。
そして期待を込め深場を狙うが、チビヤマメ1尾のみ。腕が悪いのか、魚が居ないのか。
仕方なく楠川に移動。数年前最下流から入り良い思いをした記憶がある。ここは川に沿っての道が無い。ここを全員で釣り上がるのは狭すぎる。中流部に車で移動。橋の前後に別れて入渓。しかしもう体力が残っていない。100m前後釣って今日はジ・エンド。もっと広範囲に釣れば釣果は出ると思うが、魚影は多くないようだ。
翌日は白馬駅近くの吊り橋茶屋前後に入渓。昨日は大勢の釣り人が入っていたが、今日は誰も居ない。私は少し上流の養魚場付近から釣り上がる。ボチボチ手の平サイズのヤマメが出るが大物が出ない。しばらく進むと上流から釣り人が釣り下って来る。私に気付き暫く釣っていたが、土手を上がっていった。しかし又暫くすると別の釣り人が下ってくる。釣り上がる釣り人を発見しても仕方がないと思うが、釣り下る釣り人には腹が立つ。ここで切り上げ昼飯にする。
昼食後は平川合流地点に入る。直ぐに堰堤が有るが、魚はお留守。姫川上流を覗くと平らな流れが見える。釣れそうな流れに見えない。砂も多い。仲間にダメ出しをして、私一人試し釣りに入る。所が入れ食い状態となる。慌てて仲間を呼び戻し3人で釣れたら先行を変わると決め釣り進む。順番待ちをしている間にも、先行者が釣った後の場所でも釣れる。1番驚いたのは対岸の草に仕掛けを引っ掛け竿を操作している間に食いついて居る事が2回もあった。こんな活性の高い魚達は見たこと無い。
ここは下流から見ると渓相が悪いと見える、道が無いので途中からは入れない。両岸・上空共、木が張り出し釣りにくい。これが原因で釣り人が敬遠するのだろうか。正にここは別世界でした。下流に入った仲間は途中原因不明だが薄く濁りが出た途端、ニジマスが釣り堀状態になったそうです。ちびヤマメばかりだったのでニジマスだが、楽しめたらしい。平川に入った仲間は不漁だったようである。
奇跡の釣果を最後に今回の遠征は終了となった。つくづく体力が無くなったと思う釣りであった。
地元のA川、B川 4月6日
2,3日前に大量の雨が降ったので地元の川に行ってみた。2010年に初めて入渓した時、数尾のヤマメを手にした事がある。PM1時出発の様子見の釣りである。
今回最初に入ったA川ではライズを目撃したので期待して竿を出した。しかし当たりがない。餌を色々変えてみたが、出たのはアブラハヤ1尾であった。
仕方なく隣のB川に移動。前回良型のヤマメを手にした堰堤から竿を出そうと上流に歩き出すと、先行者が同じく上流を目指し歩いて行く。目指す堰堤付近も覗くが、上流に姿を消した。ほっとする。
早速仕掛けを投入しようとした時、堰堤の上の緩やかな流れに5・6尾の良型が悠々と泳ぎ遊んでいるのが目に飛び込んできた。早速仕掛けを投入する。
ここは水面から4m位の護岸の上だ。普通なら竿を振り込んだ瞬間に、警戒の動きをするはずだが、逃げずに誘う動作をした途端食いついてきた。良型だ。場荒れさせないようにゴボウ抜きにする。上がってきたのは泣き尺の虹であった。抜いた後も他の魚は相変わらず何事も無かったように泳いでいる。全て虹であろう。まだ釣れるのは解っていたが、ヤマメがターゲットである。迷わず堰堤下に仕掛けを投入する。
直ぐに当たりが有り上がって来たのはここも虹であった。次も次も虹。この堰堤で5・6尾釣った所で諦めた。気が付くと先ほど上流に消えた先行者が護岸を降り、川沿いに下り、群れていた堰堤の上のポイントに竿を出していた。多分上がって行く時にこの虹の群れを確認したのだろう。同じポイントで次々に上げて行く。私は全てリリースしたがその方は全てキープしたようだ。
解禁から1ヶ月も経っていているので、こんなに釣れるのは不自然である。放流物ではなく、上流のフィッシングエリアから、2.3日前の大雨で流れてきたものであろう。今回は残念ながらヤマメを手にする事は出来なかった。
このページに来られた方には申し訳ないのですが、小河川であり放流量も少ないので河川名は今回も未公開とさせて頂きました。
解禁日の狩野川 3月1日
毎年恒例の狩野川からスタート。
ポイントはいつもの宮田橋下流。AM5:30車で河原に降りる。既に3台の先行者有り。
昨年は前々日に雪が降り、雪解水が入り気温も低く、放流を疑うほど釣れなかった。
今年は春1番の風邪が予想され、南風で温かいので夜明けが待ち遠しい位期待が高まる。
空が幾分白んでくると我々5人の他に4人。このポイントでは限界を越えている。仲間2人は中央の絶好の場所に入った。私は下流の底が見える位浅い場所に入る。
餌はイクラの醤油漬けを手に入れたが、仲間が塩漬けでないとダメだと言う。そこで釣具屋で購入した瓶詰めの生イクラとぶどう虫を使用した。
良い場所に入った仲間2人は順調に釣れ始める。私の上下のルアーマンとフライマンもポチポチあげ初めた。私には全く当たりがない。上流に入った2人も釣れない。上流の橋下はガンガン瀬で放流魚はまだ入っていないようだ。
絶好調の2人の場所も釣果が一服した頃、場所を譲ってもらい、餌も塩イクラを分けて貰い竿を出す。直ぐに当たりが有ったが、焦って合わせられない。2度目の当たりでようやく今季初のアマゴと対面する
狩野川本流釣りと言っても、ほとんど渓流管理釣り場と同じで、昼前には当たりが途絶えてしまう。がしかし我が爺さん軍団はポツポツとアマゴを引き出す。爺さん軍団恐るべし。
私には相変わらず当たりが来ない。場所を移動したくも、放流場所以外はまだ魚が入っていないし、昨年の残りアマゴはほとんど居ないので移動の成果は望めない。
解禁の狩野川はやはり良いポイントに入れるかどうかで釣果を大きく左右する。そして当たりが遠のいてからは、培ったテクニックが釣果を伸ばす。
狩野川の解禁日の良さは、放流魚の型が25cm以上、尺越えも多数混る事である。
個人的には又も貧果に終わったが、反省点が色々見えてきた。昼12時帰途につく。
30cmオーバーを釣り上げた仲間。
奥は釣れない私。
写真は狩野川漁協さんのblgから拝借しました。