2012年
再度桧木内川へ遠征 9月中旬
昨年と同じ時期、再度田沢湖駅を目指す。今回は釣友が車で行きたいと言うので私と2人で交代しながら東北道を北上した。
他のメンバーは明日の夜深夜バスで出発し田沢湖駅で待ち合わせる予定。
途中小安峡の温泉噴出を見たり、稲庭うどんで有名な佐藤養助商店で工場見学をしたりとノンビリ行く。
近くの皆瀬川は何故か泥濁り。横手まで行き峠を越え岩手県に入り錦秋湖に注ぐ湯川に入る。
過去にいい思いをした小渓流だ。流れを渡る橋の上からブドウ虫を流すと直ぐチビヤマメが直ぐに釣れた。通常より水量は半分もないが、期待を抱かせる。しかし後が続かず撤退。
次は和賀川が横川と別れ最初の堰堤に向かう。大昔堰堤をジャンプする無数のイワナを目撃し実際大釣りをした経験がある。近年その堰堤を目指したが見つからなかった。今回下調べを充分してたどり着いたが、川全体が小石で埋まっていた。昔見た堰堤は高さが7〜8mあり深さは2m位あったと記憶している。今は竿を出す気にもならないポイントになってしまった。
横川を北上し途中竿を出すが渇水の為か当たりが遠い。
峠を越え葛根田川支流の田んぼの中の堰堤で遊ばせてもらおうと思ったが、遊ばせて貰えなかった。毎回イワナが顔をだす所なのだが。残暑と雨不足が原因か。明日からの釣行が思いやられる。
田沢湖駅まで行き周辺のビジネスホテルで泊まろうと思ったが、何故かどこも満室で車中泊となる。
翌朝夜明けと共に生保内川下流域で深夜バス組みとの合流時間までチョイ釣り。昨年は良くなかったが、今回は活性が高くイワナ・ヤマメが遊んでくれた。この川は上流志向の釣り人が多い。町の近くでこんなに釣れるのも上流志向のおかげかも。
バスの到着時間前に駅に戻ると、既に駅の待合室で我々を待っていた。いつもは駅前の食堂で稲庭うどんを食べるが、時間が早すぎて店が明ない。しかし隣のラーメン屋のオヤジが店から出てきた。交渉の結果特別に食べさせて貰える事となる。
食後、桧木内川を遡り県境を越え、繋沢に入る。昨年も入ったが、入った場所により釣果が変わる。沢が深い為,入り易い所は魚影が薄く、困難な所はそれなりに釣果が上がるようだ。
午後からは打当川に入る。マタギの里として有名だが、渓流釣りとしてもメジャーだ。下流域には釣り人が少ない。全員ほどほどの釣果だ。早めに納竿し定宿「なが志ま」へ入る。昨年は濁り酒が好評だったので食事の際出して貰おうと思ったが、猛暑の影響で無いと言う。
次の日の朝、宿の近くで竿を出す。相変わらずチビが多い。昨年リリースした奴は何処へ行ってしまったのか。仲間の1人が泣き尺のイワナが出たのみ。大物は出なかった。
朝食後昨年爆釣した桧木内川支流に入る。爆釣とは言い難いが減水の中では満足の釣果であった。渓相は良いし木が川を覆い涼しい。私の入った所は少し遡ったら高巻き出来ない堰堤にぶつかってしまう。大物を期待したがチビイワナ1尾に終わる。この時期浅瀬のが釣果が上がる様だ。堰堤の水中写真を撮ってみた。
午後からは、国道沿いの竜川に入る。一箇所なんとか川近くまで車が入る所があった。初めての川だが大石がゴロゴロ、抜群の渓相だ。水量も多く、イワナの隠れ場所が随所にある。しかし高巻きのヤブコギの覚悟が必要だ。水が白濁している。何故か。この時期雪解けでもあるまい。工事か?釣れなかったら1時間後に戻る事にし、5人分散して入渓する。入れ食いとはいかないが、そこそこ当たりがある。釣れて来るのは20cm前後のイワナである。
1時間後戻って見たが誰も戻っていない。皆釣れているのだろう。ポイントに戻る。これだけ渓相が良いと楽しい。大石で堰堤の様に水が堰き止められ50、cm〜1mの深さのプールが出来、落ち込み、流れ出し、ヨダレが出そう。この状況が行っても行っても続く。3時間の約束時間があっという間に過ぎてしまった。全員大満足で帰って来たのは言うまでもない。落差のある遡行とヤブコギで大分お疲れの様だ。
田沢湖駅に戻り夕食後3人は夜行バスで帰る。我々2人は駅近くに宿を取っている。次の日は山形県まで下り、鳥海山北側山麓で釣れそうな沢を探す。県道58号線を遡り車窓に現れる川を見ながら登る。渓相の良い沢が現れた。橋の袂に駐車スペースもあり入渓も楽そうだ。こんな所は誰でも入るので釣れないと思ったが、そこそこイワナが釣れて来る。しかし1.5m〜2m巾の小渓流なので魚影は濃くない。遡行し易いのでテンポよく釣って行けば10や20尾は出るだろう。家に帰って調べた所、この川は白雪川の上流らしい。
その後湧き水の川、牛渡川を見に行く。まだ鮭は1尾も遡上していないと言う。猛暑が影響していると係員の爺さんは言う。清流の水草「バイカモ」は全て刈り取られ只の小川となっていた。来年又自然に繁殖するらしい。牛渡川を後にし南下する。月向川は超減水、日向川は水量は有るが白濁している。鳥海山は万年雪が有るくらいだから雪解け水かもしれぬ。昔は良く釣れた川だった。釣れそうな予感がしなかったので竿は出さなかったが、今思うと竿を出せば良かったと後悔している。近くの玉簾の滝を見て今回の釣り旅行は終了とした。これで今年の渓流釣りは終了だ。
魚野川遠征 6月24日〜26日
いつもの仲間と恒例の初夏の釣りに行ってきた。今回は初めて8人全員揃っての釣行となった。釣り場は魚野川である。事前に定宿のペンションのHP情報を確認すると40cmクラスがルアー・フライで上がっていると言う。我々は餌釣りではあるがチャンスはある。
AM10時仲間をピックアップしながら約5時間。爺の私にはちょっと辛い距離だ。陽はまだ高いので川虫の採取から始める。おかしい。全く居ない。仕方なく付近の深場をブドウ虫・ミミズで攻めるも全く反応がない。全員当たりが無いと言う。快晴の日中であるから仕方がない。その場を離れ転々と場所を変えて餌取りをするも全く居ない。原因はペンションオーナーの説明で納得する。集中豪雨で全部流されたらしい。
次の日から場所色々変えて解ったが、川の流れが変わってしまっている。かろうじて釣れたのは放流場所の放流魚のみ。特にひどかったのは登川。土石流が流れたような荒れようだ。あちこちで山肌が崩れている。
湧き水の川、串川(藻の多い川)はいつもチビヤマメが遊んでくれたが、この川でさえウグイしかいない。全くのお手上げだった。スキルが無いと言われれば、それまでだが、仲間8人全員同じ状況からすると腕の問題ではなさそう。川虫と共に渓流魚も流されたのではないか。居付きの魚が居ない。
入漁料2100円は全国平均の2倍である。漁協としては不都合な情報をも発信するべきではないだろうか。高速料金を払い、宿泊代を払い、年金生活者としては大金をはたいて来るのですから。2倍の料金を払っても釣果で納得させて下さい。下流部のルアーは大物がでているようだが、餌釣り師には下流は川幅が広すぎ適さない。
特筆するのは湯沢地区である。発眼放流物か、小指に満たない稚魚が雑魚と間違うほど大繁殖している。1・2年後このまま育てばすごい事になる。何度もここへ来ているがこんな経験は初めてだ。魚が居ないための対策かと疑われる。漁協さん、魚が居ないのは承知なのですね?私の思いすごしなら良いのですが。当分の間、魚野川は見送ることになるだろう。
プチ遠征 5月22日〜24日
今回のターゲットはホームページで見た岐阜県北部宮川の大物である。前日(21日)町内会の行事があり昼過ぎの出発となった。中央道の松本で降りたのがPM5:00過ぎとなり、このまま安房峠を越えても飛騨の温泉に泊まると食事が取れない可能性がある。梓川の状態だけ確認し松本市内のホテルで一泊する。
翌日朝食後安房峠を越え高原川沿いを下る。昔双六川付近に小さな支流が有り、そこで良い釣りをした。それらしき支流に車を進めたがイメージが違う。簡単に川に降りられた記憶があるが、谷が深く降りられない。10年以上前の事だが間違いないはず。他に支流はないはずだ。先を急ぐ為引き返し、宮川へ急ぐ。
神岡カンデで有名な神岡を抜け41号線に入り間もなく道路沿いに駐車スペースがありここから川に降りられる。今回は工事中で工事車両が止まっていて駐車出来なかったが、ここも良型が出た所である。猪谷で360号線に入る。飛騨マンガ王国を過ぎてまもなく河原近くまで車が入れられる所を発見。荒瀬と淵が続く大物が居そうな雰囲気。早速8mの竿にミミズを付け流す。
小さな当たりが有るが針に乗らない。しばらくしてようやく釣れてきたのはウグイ。しかし本流、しかも下流域である。ウグイ5尾釣って渓流魚1尾もあり得る。自分を慰める。しかしウグイ3尾釣ったが当たりも無くなってしまう。
しかたなくここを諦め上流に向かう。しかししばらく走ると交通止。係員に聞くと2時間後まで通れないと言う。時間制限の交通止だ。しかたなくマンガ王国に戻り昼飯。ここは温泉も宿泊もできるらしい。
41号線に戻り迂回して上流に入る事にした。しかし下流にあんなに水量のあったのに水が無い。ダムで取水しているのだろう。ホームページで見たで見た大物が信じられない。小鳥川合流点まで下がり小鳥川に入る。しかし水が少ない。雨も降ってきた。尺物が釣れそうな雰囲気が微塵もない。昔来たときはすごい水量だった記憶がある。小鳥ダムの上で竿を出す。水量もまずまず。直ぐに当たり。と思ったら上がってきたのは赤い魚。婚姻色のウグイであった。釣れてくるのはこればかり。雨が激しくなりジ・エンド。高山市内のグリーンホテルに宿泊(私のお気に入り)
その後庄内川を覗き、長良川で釣る予定だったがここも水が極端に少ない。白鳥の釣具屋で聞くと、雨が降らず渇水で日中は無理との事。仕方なく馬瀬川に向かう。吉田川沿いから右折するが昔車のすれ違いにも苦労した道が、広くなり昔の面影はない。竿を出すが当たりも無い。釣り人も居ない。そう言えば今回色々川を見てきたが、釣り人をみかけない。今までの経験で釣り人が居ない時は釣れない様だ。馬瀬も人気の河川で放流魚に期待するところが大きい。釣り切られてしまったのか。鮎の解禁を待つだけのようだ。
結局今回の釣りは最後に入った梓川のブラウントラウトのみ
近隣の川に出撃 3月7日
前回の釣行が最悪だったので気分転換に近隣の川に出かけた。まず竿を出したのは松田地区で左から合流する中津川。国道246号線架橋下から入る。水量は多く笹濁り。29日に降った雪が上流に残っており、雪解け水が入っているようだ。
ここで先ずニジマス1尾を上げる。浅場は当たりがない。集中豪雨や台風で深場がほとんど埋まっている。200mほど下り30cmほどのニジマス2尾追加。この先通らず。水量が多く対岸に渡れない。しかたなく入川した所に戻り此処で合流する支流四十八瀬川に入る。
この川での釣り経験はない。多少えぐれて比較的深いポイントに流すが当たりなし。200mほど遡った所に大場所があった。此処で出なければ止めようと思っていたが、大物が掛る。抜けないので弱るのを待つ。逃げ回わる姿が水中に見える。40cm以上と思われる。しかし突然下流に走る。従いて行けなかった。竿の先端部分からプッツン。余裕を持ちすぎ油断であった。
この水系はニジマスしか居ないようだ。ここでこの川を上がり、車で上流を見に行く。上流は小さな堰堤の続く残念な渓相である。遠くからわざわざ釣りに来る川ではない。
次に向かったのは、やはり酒匂川支流である。此処はアブラッパヤが多いがヤマメが生息し地元釣り人にとっては貴重な川である。2010年にこのH/Pで釣行記を記載した河川名非公開の支流です。
車止めに1台車が有った為、少し下流に入る。今回はアブラッパヤは1尾も来なかったが、ヤマメも渋く1時間でチビヤマメ2尾とやや不満の残る釣果となった。しかし昨年の自然災害の影響も見られず、素晴らしい渓相を維持しているのは嬉しい。リリースを徹底し、いつまでも残したい渓流である。
恒例の狩野川の解禁日釣行 3月1日
待望の渓流魚解禁である。放流物100パーセントの釣りだが、解禁祝いのセレモニーとしての位置づけとして毎年この狩野川で楽しんでいる。
型も20cmから尺近い良型ばかり数釣りができる。はやる気持ちを抑え早朝4時、定宿「いづみ園」を出る。
いつものポイントに入るが河原にすでに2台の車が先着している。車の中で夜を明かしたのだろうか。カンテラの明かりの中、仕掛けを竿に結ぶ。寒くてままならない。友は少し明るくなるも目印が見えない状況から竿をだす。私も明るくなってから竿をだす。
まったくアタリがない。山の上から朝日が顔を出してもまったく無反応。監視員が水温が7度近くしかないと知らせてくれた。昼頃10度近くに上がったがまったくアタリがこない。ポイントが広いので餌釣り、フライ、ルアーと7人近くがトライしているが全員ノーヒット。漁協役員が頻繁に状況を見に来る。このポイントだけで150k放流したと言う。本当だろうかと疑いが、仲間全員に広がる。漁協関係者が頻繁に様子を見に来るのがひっかかる。毎年巡視しているのだが、前年まではアタリが多いので気がつかなかったのか。結局2時頃になって同じ流れで仲間全員で合計7尾で終わる。例年の一人の釣果よりも少ない。ちなみに私はボーズでありました。水温の影響だけとは思えないが。残念
2月29日
昨夜からの雪が大分積もっていた。今季2度目の雪である。小田原地方では珍しい。今年の寒さは異常である。いつもの仲間が午後2時に我が家に集結した。川崎、横須賀、茅ヶ崎から雪道を運転して、なんとかたどりついた。しかし伊豆の狩野川には箱根から天城に続く連山の峠を越えなければならない。事前にネットでチェックしたが何処の峠も交通止めであった。しかし熱海ー函南道路は標高も低く、トンネルで抜けるため、開通は時間の問題だろうととりあえず、友のランドクルーザーがスタットレスを履いているので、この車で出発した。しかし熱函道路もだめ、山伏峠、亀石峠、冷川峠、天城峠、湯ヶ島に抜ける道路と全て交通止め。結局伊豆半島一周し西海岸周りで土肥峠を越えて船原温泉経由で宿に着いた。普段なら1時間強で着く所、5時間掛ってしまった。